Let'sノートの円形タッチパッドでぐるぐるとスクロールできるように設定したお話です。
今回の環境
- PC:Let's note CF-SX4(メモリ8GB)
- OS:Linux Mint 19.2 Tina(64bit)
設定
Googleせんせーに聞いて色々と調べてみたのですが、synapticsドライバーの設定をすると使えるようになると教えてくれたのですが…
設定してみても使えず。
そんな状況からスタートしています。
設定してみても使えず。
そんな状況からスタートしています。
ドライバー確認および導入
まずはタッチパッドのドライバーを確認。
リリースノートを見たところ、libinputドライバーがデフォルトで適用されているとのこと。
同ページにsynapticsドライバーへ変更する方法が記載されているため、それを参考に変更します。
リリースノートを見たところ、libinputドライバーがデフォルトで適用されているとのこと。
同ページにsynapticsドライバーへ変更する方法が記載されているため、それを参考に変更します。
$ grep -i "Using input driver" /var/log/Xorg.0.log | grep -i touch [ 7.574] (II) Using input driver 'libinput' for 'SynPS/2 Synaptics TouchPad' $ sudo apt install xserver-xorg-input-synaptics
設定
設定ファイルを作成します。
/etc/X11/xorg.conf.dディレクトリがない場合は、ディレクトリを作成した後にファイルを作成します。
50-synaptics.confに設定する内容は以下の通り
設定が完了したら、ログオフ&ログインをするか、OS再起動を行います。
/etc/X11/xorg.conf.dディレクトリがない場合は、ディレクトリを作成した後にファイルを作成します。
$ sudo mkdir /etc/X11/xorg.conf.d $ sudo vi /etc/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf
50-synaptics.confに設定する内容は以下の通り
$ cat /etc/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf Section "InputClass" Identifier "touchpad catchall" Driver "synaptics" MatchIsTouchpad "on" MatchDevicePath "/dev/input/event*" Option "CircularScrolling" "1" Option "CircularScrollTrigger" "0" EndSection
設定が完了したら、ログオフ&ログインをするか、OS再起動を行います。
確認
タッチパッドのドライバーが変更されているか念の為確認します。
設定ファイルに間違いがなければ、これでぐるぐる回してスクロールできるようになります。
$ grep -i "Using input driver" /var/log/Xorg.0.log | grep -i touch [ 7.574] (II) Using input driver 'synaptics' for 'SynPS/2 Synaptics TouchPad'
設定ファイルに間違いがなければ、これでぐるぐる回してスクロールできるようになります。
追加設定
ドライバーを変更したらタッチパッドで操作したときのマウスポインタの動きが速くなってしまいました。
このため、追加でマウスポインタ設定を変更しておきます。
変更はxinputコマンドを利用して設定を変更します。
まずは、xinputでタッチパッドのidが何になるか確認します。
続いて、マウスカーソルのスピード設定に関するプロパティのidを確認
ここの2.500000が速度に関する値になります。
大きな値にすると遅くなり、小さいな値に速くなります。
(最初間違えて、1.0を指定してしまいカーソルが目で追えないぐらい速くなってしまいました…)
ここの値を変更していき、ちょうどよい速さになる値を探ります。
私の環境では7.0がちょうどよい速さになりました。
値の変更方法は以下の通り
xinput --set-prop <デバイスのID> <プロパティのID> <設定する値>
値が決まったら、ログイン時にこの値が適用されるように.xinputrc
3行目が追記した内容です。
このため、追加でマウスポインタ設定を変更しておきます。
変更はxinputコマンドを利用して設定を変更します。
まずは、xinputでタッチパッドのidが何になるか確認します。
$ xinput --list --short | grep -i touchpad ⎜ ↳ SynPS/2 Synaptics TouchPad id=12 [slave pointer (2)]
続いて、マウスカーソルのスピード設定に関するプロパティのidを確認
$ xinput ---list-props 12 | grep Constant Device Accel Constant Deceleration (278): 2.500000278がプロパティのID
ここの2.500000が速度に関する値になります。
大きな値にすると遅くなり、小さいな値に速くなります。
(最初間違えて、1.0を指定してしまいカーソルが目で追えないぐらい速くなってしまいました…)
ここの値を変更していき、ちょうどよい速さになる値を探ります。
私の環境では7.0がちょうどよい速さになりました。
値の変更方法は以下の通り
xinput --set-prop <デバイスのID> <プロパティのID> <設定する値>
$ xinput --set-prop 12 278 7
値が決まったら、ログイン時にこの値が適用されるように.xinputrc
vi ~/.xinputrc
3行目が追記した内容です。
$ cat -n .xinputrc 1 # im-config(8) generated on Sun, 17 Nov 2019 16:34:00 +0900 2 run_im fcitx 3 xinput --set-prop 12 278 7 4 # im-config signature: 6a6ecb9a44601a7efe8e02fbe72ef5a5 -
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